個人サロンを開業して、一番最初にぶつかる壁は「集客」です。
集客は広告費をたくさんつかえばそれなりに結果を出すことはできます。
しかし、それは多くの人が考えて同じように対策をしています。
そんな中で、他の個人サロンから一歩先をいく対策があります。
それがサロンデザインです。
開業のタイミングでサロンデザインにしっかりと取り組むオーナー様は多くありません。
理由は、投資対象として優先順位が低いと考えられているからです。
しかし、それは間違っています。
潜在顧客は何をみて「このサロンに決めよう」と思うのでしょうか？
場所、価格、施術内容、実績などなど検討材料は色々あると思います。
そのひとつに「サロンの雰囲気」というのは必ず入っています。
「サロンの雰囲気」のみで決める人は多くないかもしれません。
しかし、例えば２つのサロンでどちらにしようか迷っているとき「サロン画像の雰囲気がいい」
「以前、サロンの前を通ったけどおしゃれで雰囲気がよかった」というのは強力な決め手になります。
今回は集客効果の高いサロンデザインのやり方についてお伝えします。

集客効果抜群のサロンは技術力に頼りすぎない

個人サロンのオーナーの方は、日々技術力を磨いています。
それは素晴らしいことなのですが、技術力は新規集客の助けにはなりません。
なぜなら、施術を受けたことがない人は、サロンの技術力がわからないからです。
技術力をアピールすることはもちろん大切ですが、それ以外の武器も用意しておく必要があります。

集客効果抜群のサロンは技術力以外の武器を持っている

技術力以外の武器、それがサロンデザインです。
サロンデザインは新規集客にもリピート集客にも効果を発揮します。
特に、新規集客のタイミングでは顧客が「技術」を体験していない分、その効果は高くなります。
ネットに掲載するサロン空間の画像も大切ですし、SNS集客でも雰囲気のよいサロンは人気が出やすいです。
また、路面店の場合、実際のサロンの前を通る人達も潜在的な顧客になります。
そういった人たちにとって、「雰囲気のよいサロン」は印象に残りますが、「雰囲気に配慮していないサロン」は印象に残らないでしょう。

集客効果抜群のサロンの作り方

では、実際にどのようなデザインでサロンを作ればよいのでしょうか？
具体的に説明していきます。

「映え」を意識する

今はネット集客でお客様を獲得するサロンもとても多いです。
ネット集客やSNS集客において、「映え」は非常に大切です。
写真1枚でサロンの雰囲気を伝えることができるような空間作りをします。
具体的には、照明デザインやカラーデザインで空間の大枠を決定します。
画像ベースでサロン空間の魅力を伝える時には、小物やグリーンなども大切な要素になります。

テーマカラーを決める

色はとても大切です。
サロンのテーマに合わせた色で空間を構成していきます。
最近は、空間全体をピンクやグリーン一色でデザインしているサロンも見かけますが、「映え」の観点でいくと効果は高いです。
もちろん、サロンのテーマに合わせた配色でデザインすることがなによりも大切です。

店舗入り口からの視界を意識する

店舗の入り口は、サロンの「顔」です。
つまり、サロンの第一印象を決める非常に大切な要素になります。
路面店の場合、店舗正面はガラスを多く使用してサロン内の雰囲気が良く見えるように工夫するとリアルでの集客効果は高くなります。
逆に、ガラスは使用しないで「隠れ家風」のサロンをめざすこともできます。
どちらも、サロンのコンセプトをはっきりとさせて、どういった方法で集客をするのか、あらかじめ決めることが大切です。
入口については、自分たちでデザインするというよりは、店舗を借りる時点である程度決まっていることも多いです。
サロンのコンセプトを決めた上で、どういった店舗を借りるのが一番よいのか検討していきます。

サロンロゴを作成する

個人でサロン経営をする場合、ロゴなどを作成しないで開業する方もいらっしゃいます。
でも、ロゴは作成した方がいいです。
理由は１つ、ブランディングのためです。
ブランディングというのは、あなたのサロンをどのようなサロンにしていくかということです。
この軸をしっかりと持っていることで経営の軸も定まります。
ロゴが決まることでサロン空間のデザインも統一感があり、根拠のあるものに仕上がります。

看板を作る

ロゴを作ったら、是非看板も設置してください。
自宅の一角でサロン経営をする場合、看板などを設置せずに開業することもありますがオススメできません。
生活感をなくして店舗感を演出することは大切です。
理由はお客様の安心感です。
お客様は違和感を感じると不安になります。
店舗としてサービスを提供する以上は、店舗っぽさを作ることはとても大切です。