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個人サロン開業を考えている方必見!独立開業の方法をわかりやすくご紹介します。

現在サロン系のお仕事をしている方で、将来的には独立開業を考えている方に役立つ情報をお伝えします。
筆者は現在フリーのインテリアデザイナーをしていますが、独立するときに具体的にどういった行動をとればいいかがわからず、そのせいでかなり無駄な労力と時間をかけてしまったと思う部分もあります。
もちろん、それらすべてが無駄だったとは思っていませんが、ある程度の指針はあった方が良かったと感じています。
今回は個人サロン開業を考えているかたに向けた、店舗開業までのステップをお伝えします。

サロン独立開業の方法①
開業方法を決める

開業したいと考えている人がまず考えるのが開業方法です。
準備資金や、店舗の運営スタイル、オーナー自身のライフスタイルに対する価値観によってその方法は変わってきます。
それではご紹介していきます。

自宅開業

まずは自宅開業です。
自宅開業は今住んでいる家の一部を改装してサロン空間とすることです。
初期費用を低く抑えられるので、個人サロンを開業する人が一番やりやすい方法です。
ただ、立地や家の形状によって集客のハードルが上がってしまうこともあります。
また、マンションの場合、賃貸はもちろん持ち家でもサロン開業自体がNGの場合もあります。
そのため、管理会社に事前に相談する必要があります。

店舗開業

店舗開業は初期費用はかかりますが、立地やサロン内装を自由にデザインすることができます。
自分だけの城をもちたい!といった夢を持っている人には店舗開業がおすすめです。
資金力があまりない場合でも、融資や補助金等を利用して店舗開業することはもちろん可能ですし、筆者のお客様も融資を受けた上での開業を考えている方が多くいます。

サロン独立開業の方法②
開業届を出す

開業方法が決まったら、管轄の税務署に開業届を提出します。
開業届を提出すること自体はとても簡単ですし、もちろん費用もかかりません。
そして開業届を出すことで、国に事業者として認定してもらうことができます(大げさに言えば)。
ではなぜわざわざ国に認定してもらう必要があるのでしょうか?



開業届をだす理由①

税務署に開業届を提出する理由、それはずばり「税金」のためです。
事業を始めるということは収入が発生するということです。
それを知らずに開業し、税金を支払わないままでいると国からペナルティを受けてしまいます。
フリーランスの場合、開業届を出さずに事業活動を行っても問題はありませんが、個人の確定申告の際に事業収入分を合わせて申告する必要があります。

また、開業届を出すことで青色申告が適用になるなどのメリットもあるので、総合的に判断して開業届は提出した方がいいでしょう。

開業届を出す理由②

税金とは関係のない場面でも開業届が必要になることがあります。
サロン経営をしながら育児を、と考えている方に必要な情報です。
それが、保育園や学童です。
保育園や学童は「働いていること」の証明が必要になります。
その際に提出を求められるのが開業届です(他にも収入を証明する書類が必要だったりもします)
自治体によって提出書類の内容は様々ですが、筆者の住む自治体では開業届と決算書の提出が必要でした。

開業届を出すタイミング

開業届を提出するタイミングには特に決まりはありませんが、事業収益が発生してから1カ月以内には提出するというのがルールのとなっているようです。
先ほども書きましたが、フリーランスの場合は絶対に必要というわけではありません。

サロン独立開業の方法③
物件探し

店舗開業を考えている方は物件を探す必要があります。
サロン使用が可能な物件を不動産屋さんに紹介してもらいます。

居抜き物件

居抜き物件とは、前の入居者がそのまんま退去した物件のことです。
つまり、設備や内装、場合によっては家具なども残っているということ。
前の入居者が同じようなサロン経営をしていた場合はそのまま引き継ぐことができるので、初期費用を格段に抑えることができます。
そのままというのが難し場合でも、一部をそのまま利用することで、コストを大きく抑制することができます。
とにかく費用面でのメリットが大きいというおんが居抜き物件の特徴です。
逆に、業態の全然ちがう物件だった場合は、必要以上に費用が掛かってしまう場合もあるので、注意しましょう。

スケルトン物件

スケルトン物件は「何もない物件」のことです。コンクリート剥き出しで、電気や空調もなにもない状態。
こういった物件は、お客様を呼べる空間に仕上げるため、一から工事をする必要があります。
初期費用は高くつきますが、自分の希望する空間を完璧に再現することができるので、サロンオーナーとしてテンションが爆上がりします。
もちろん戦略的に集客効果を高めることもできるので、投資として空間デザインをしっかり作り上げることは意味のあることです。

サロン独立開業の方法④
サロン空間を作る

物件がきまったら、サロン空間をつくる作業がはじまります。
物件の状態によりますが、必要に応じてプロの業者をいれて空間作りをしていきます。
工事の種類としては、内装工事をはじめ、電気、空調、換気、通信、音響、外装…と多岐にわたります。
あとは家具を買ったり、小物を買ったり、とやることは盛沢山です。
費用をかけたくない場合は、内外装工事はDIYする、家具や小物は自分たちで探して購入する、音響や通信関係はネットで契約というように、できるだけオーナー自身の手や体を動かしてやるのが一番です。
このあたりのバランスはひとそれぞれなので、オーナー自身の資金力や忙しさに合わせて決めていくのがいいでしょう。

サロンデザイナー探し

サロンデザインに関しても、もちろんオーナー自身で考えても問題はありません。
ただ、プロのデザイナーにお任せすることで、違った視点での考え方に気づいたり、プロならではのアドバイスを参考にできたりと、価値を感じることも多くあります。
頼み方もオーナー自身で決めることができます。
デザイン案だけ頼んで工事は自分自身でやってみるでもいいし、デザインから工事までワンストップでお任せするといった頼み方でも問題ありません。
あなたにとって一番しっくりくるやり方を探してみてください。

保健所対応

店舗を開店するために必要なのが、保健所対応です。
保健所は店舗を開店するのにふさわしい空間になっているかということを、店舗の開店前にチェックします。
物件がきまったら、まずは保健所に設計要件を確認することをオススメします。
物件のある自治体の保健所に電話をして、開業しようと思っている店舗の業態を説明すればだいたいは教えてもらえると思います。
ちなみに、デザイン事務所や設計事務所等に依頼をすれば、このあたりは代行してくれることも多いです。

サロン工事

物件を借りて店舗の設計デザインを決める。
そこまでできたら、実際に工事に入ります。
工事期間は、物件の規模や工事の内容によってもまちまちではありますが、個人サロンでだいたい1~1.5カ月程度はみていくといいです。
一番理想的な流れとしては、物件のめどがつく頃に、デザイナーを決める→設計デザイン期間約1、2カ月→工事期間約1.5カ月というのが理想的です。
物件にフリーレント(無料期間)が2カ月くらいつけられると非常にいいですね。
また、工事についてはすぐに着工できない業者も多いので、なるべく早めに予定を押さえておくことをオススメします。

サロン独立開業の方法⑤
集客準備

集客は、店舗経営で一番大切な要素です。
集客できなければ経営はなりたちません。
そのためにも、オーナーは集客に注力して、サロン空間づくりはプロにお任せした方がいいかもしれません。

ネット集客

ネット集客はSNSやHPや何かしらのプラットフォームを使ったりなどをして集客する方法です。
パソコンを使うことに抵抗がない方や、すでにSNSをしているという人にはハードル低く始められる方法です。

リアル集客

リアル集客は、チラシやポスティング、セミナーなどを使って集客をする方法です。
サロンのように、実際に店舗をもって経営をする場合は、リアルの集客は効果があるかなと感じます。

まとめ

いかがでしたか?
今回は、サロン開業のための手順を、フリーランスインテリアデザイナーの視点でお伝えしました。
どうぞ参考にしてみてくださいね。

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